ダイヤモンドダイスとは
線材料をダイス孔に通しながら伸線(引き抜き)することにより希望の穴径に仕上げます。 従来より仕上げ工程のダイス(主に細線)には、超硬材料を使用したダイスよりダイヤモンドダイスが主流となっています。
線材料を設定された大きさに絞り込む箇所に、世界一硬い物質である「単結晶ダイヤモンド」や、ダイヤモンドの粒子を高温・高圧で焼き固めた「焼結(多結晶)ダイヤモンド」を使用しています。
当社のダイヤモンドダイスの特徴
ダイヤモンドを使用したダイスは数多くありますが、ダイヤモンドをどのようにしてダイスにマウントさせるのかが、ダイヤモンドダイスの性能を決める重要なポイントとなります。
当社ではダイヤモンドを超硬金属でマウントする高度な技術を駆使し、従来のダイヤモンドダイスに比べ、伸線量で1.5~3.0倍、ダイス寿命で3倍に達しています(当社比)。
焼結ダイヤモンドは単結晶ダイヤモンドに比べ太径も可能であり、結晶に方向性がないために、伸線された線材の真円度も高くなります。
導入事例
あらゆるメーカーの伸線機の部品として導入
仕様例
天然ダイヤモンドダイス
0.04~1.50mm
人工ダイヤモンドダイス0.10~1.00mm
燒結ダイヤモンドダイス
1.0~10.00mm
※極細線(~φ0.04)もご相談により、対応いたします。
※関連製品 : ダイヤモンド皮むきダイスも製作いたします。
Nanoコーティングダイス
超硬ダイスにナノサイズのダイヤモンドをコーティングしたダイスです。
Nanoコーティングダイスを使用すると以下のメリットがございます。
(1):工具寿命は、超硬ダイスに比べて3〜10倍あります。
(2):ダイス交換などの製造コスト削減や生産効率が向上します。
(3):引き抜きにおける材料ロスが改善します。
(4):引き抜き後のケーブルの表面仕上がりが改善します
対象線径:φ1.5~φ50mm
導入実績
国内外数十社への納入実績を誇ります。